ルッキーニ誕生日おめ!

「これシャーリーが作ったの…?すっごーい!!」
「っ…だろー! ……まぁリーネと宮藤にだいぶ手伝って貰ったけど(ボソッ」
「食べていーい?」
「まずふーってやってからな!」

501最年少のフランチェスカ・ルッキーニ少尉は、クリスマスイブが誕生日。
シャーロット・イェーガー大尉は一番の仲良しであるルッキーニにケーキを作ろうと一念発起するわけだが、典型的なリベリアンである大尉には手の込んだ物が作れるわけもなく…結局はビショップ曹長と宮藤軍曹に9割方手伝って貰って(そう、あくまで手伝って貰ったのだ)、なんとか不格好ながらお手製のケーキを仕上げた。
少尉にケーキを見せてからお褒めの言葉を頂くまでの僅かな時間は、ネウロイと交戦する時より遙かに緊張した、と大尉は後日述懐している。
また、この日は、最近の不規則なネウロイの出没(しかも夜間が多い!)に備えて基地に灯火管制が敷かれており、それが逆に幻想的な誕生日パーティーの演出になったらしい(戦役後出版された坂本少佐の手記より)。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。